3丁目こども広場のアオギリの種子が、新天地へと飛び立っていきました。アオギリの実は、成熟すると5つに裂け、裂けた果皮それぞれの内側に種子が付いています。この舟のような形の果皮を翼にして、種子がくるくる飛んでいきます。
樹木は自分で動くことはできませんが、種子が風に乗って遠くに運ばれたり、果実を食べた動物が移動先でフンを落としたりと、いろいろな方法で遠く離れた土地に子孫をふやします。アオギリは風を使うタイプです。
もし親木の下に落ちて芽を出すと、親木と光や水を奪い合うことになりますし、病気や害虫が発生したときに一族全滅の危機もあります。ですから、遠く離れた地で芽を出すほうが生き延びやすいといわれます。アオギリの子孫にさいわいあれ。
写真は、3丁目こども広場のエノキ(左)とアオギリ(右)。アオギリは、深い切れ込みのある大きな葉を付けています。
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