アオギリの生存戦略

3丁目こども広場のアオギリの種子が、新天地へと飛び立っていきました。アオギリの実は、成熟すると5つに裂け、裂けた果皮それぞれの内側に種子が付いています。この舟のような形の果皮を翼にして、種子がくるくる飛んでいきます。

樹木は自分で動くことはできませんが、種子が風に乗って遠くに運ばれたり、果実を食べた動物が移動先でフンを落としたりと、いろいろな方法で遠く離れた土地に子孫をふやします。アオギリは風を使うタイプです。

もし親木の下に落ちて芽を出すと、親木と光や水を奪い合うことになりますし、病気や害虫が発生したときに一族全滅の危機もあります。ですから、遠く離れた地で芽を出すほうが生き延びやすいといわれます。アオギリの子孫にさいわいあれ。

写真は、3丁目こども広場のエノキ(左)とアオギリ(右)。アオギリは、深い切れ込みのある大きな葉を付けています。

玉川学園みどりの丘クラブ

玉川学園がみどりの多い楽しいまちであってほしいと願う、植物愛好家、園芸家、ミニ農園主の集まりです。まちの樹木や草花を元気づけたり、植物との付き合い方や近隣のみどりの課題について情報交換したりしています。

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