観て味わって、月下美人

10月のこと。みどりの丘クラブのメンバーが育てている月下美人が開花しました。月下美人はクジャクサボテンの仲間で、一夜限りの花を咲かせます。夜目をひく花もさることながら、香りもたいへん甘くエキゾチックです。

夕方に咲き始めて朝にはしぼんでしまう、色香ただよう花、なにやら訳あり美人のようですが、種の存続にもかかわっています。原産地と目されるメキシコの熱帯雨林自生地では、この姿と香りが夜間に活動する小型のコウモリを誘い、受粉に役立っているのだとか。

写真の1つめは夕方6時すぎ、2つめは夜11時すぎ、3つめは翌日お昼ごろの様子です。今年は6月に開花したあと、再度の開花となりました。

そしてさらに……月下美人は美味しいんです!

みどりの丘クラブはいろんな植物を食べちゃう人たちが集まっていますが、まさかこんな美しいお花が食べられるとは。とろみがあるということなのでオクラとの味噌和えに挑戦。ネットのレシピを頼りに以前クラブで分けていただいたすだちを香り付けに使いました。

しゃきしゃきというより花弁が裂ける感じが少し麺類のようで、とろ〜りとぅるとぅる、さっぱり、いただきました。

こんな物々交換ができるのも、このクラブの楽しみのひとつです。

玉川学園みどりの丘クラブ

玉川学園がみどりの多い楽しいまちであってほしいと願う、植物愛好家、園芸家、ミニ農園主の集まりです。まちの樹木や草花を元気づけたり、植物との付き合い方や近隣のみどりの課題について情報交換したりしています。

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