奈良町の水田

住宅街を抜けて歩くこと10分ほど。景色は一変し、目の前に奈良町のたいへんのどかな田園風景が現れます。写真は田植え後の6月末の水田です。10月ごろになると、収穫された稲がはざ掛けされ、都市近郊では希少な風景が見られます。

多摩や三浦半島の丘陵には、川が浸食してできたゆるやかな谷がひだのように入りくんでいて、谷戸(やと、やつ)と呼ばれています。奈良町のこの土地も、丘から出る湧水が奈良川の源流となって谷戸を形づくっています。水田をうるおしているのは、その小川の流れです。一帯は横浜市の特別緑地保全地区になっていて、古くからの里山の生物や農地が残されています。

奈良町の水田は『樹木たんけんマップ』でも紹介していますが、詳しい位置はこちらも参考にしてください。

玉川学園方面からは、ワコーレ玉川学園前の交差点から玉川学園東門に向かって70メートルほど進み、右手に折れて長い階段を下りるコースがあります。階段が苦手な方は、奈良北団地方面から奈良町第二公園を経るコースが比較的平坦で、道筋もわかりやすいでしょう。

玉川学園みどりの丘クラブ

玉川学園がみどりの多い楽しいまちであってほしいと願う、植物愛好家、園芸家、ミニ農園主の集まりです。まちの樹木や草花を元気づけたり、植物との付き合い方や近隣のみどりの課題について情報交換したりしています。

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