2024.07.15 03:10奈良町の水田住宅街を抜けて歩くこと10分ほど。景色は一変し、目の前に奈良町のたいへんのどかな田園風景が現れます。写真は田植え後の6月末の水田です。10月ごろになると、収穫された稲がはざ掛けされ、都市近郊では希少な風景が見られます。多摩や三浦半島の丘陵には、川が浸食してできたゆるやかな谷がひだのように入りくんでいて、谷戸(やと、やつ)と呼ばれています。奈良町のこの土地も、丘から出る湧水が奈良川の源流となって谷戸を形づくっています。水田をうるおしているのは、その小川の流れです。一帯は横浜市の特別緑地保全地区になっていて、古くからの里山の生物や農地が残されています。
2024.07.01 08:49メタセコイアの実『樹木たんけんマップ』(15)のメタセコイアに、うす緑色の若い実(球果、マツボックリ)が付いていました。以前に避雷針が付いたメタセコイアを紹介しましたが、こちらのメタセコイアは道路ぎわに立っているので、近くからよく観察できます。元々は大木だったのですが、現在は刈り込まれて高さ3メートルほどのミニサイズです。2~3月は枝から垂れる花を、初夏は若いマツボックリを、秋には紅葉と笠が開いたマツボックリを見られます。